Life is journey ~マワリテメクル意識の旅~ 2015.10

Life is journey ~マワリテメクル意識の旅~

今日は1014日。これから新潟市内にて「これまでの文明、これからの文明」というお題をいただいてお話をしてきます。文明と聞いて連想するのは「周期性秩序」という言葉。マヤ文明に由来する時の概念を形にした「13の月の暦」を提唱した故ホゼ・アグエイアス氏は「時間というものは周期的な秩序を持っている」として、地球が太陽の周りを巡る周期や太陽系が銀河の中を巡る周期に、人間の意識の変化も連動しているという考え方を紹介しました。
このような考え方はインドにも存在していて、太陽系が銀河の中を巡る24000年の周期の中で銀河の中心から遠ざかっていく「意識の下降期」に入ると人間は命のつながりについての理解を徐々に失っていき、ふたたび中心に近づいていく「意識の上昇期」にその理解を取り戻していくと言われています。意識がもっとも下降した時期は最近では西暦500年頃から1700年頃の「カリ・ユガ」。そして今は「意識の上昇期」に差し掛かったばかりの「ドワパラ・ユガ」という時期に入っています。太陽系がこの周期を何度も何度も繰り返す中で、人類の意識は成長を続けていくといいます。
マヤやインドの話以外でも「今、人類は目覚めの時を迎えつつある」といった話を聞くことは少なくありません。しかし、現実社会を見渡してみると戦争は続いているし、放射能汚染も拡大するばかり。意識の目覚めの時代とは言い難いという気もします。これまでの歴史を振り返ってみると、この数千年のあいだ世界中で侵略や虐殺が行われ、軍事的な力による支配が広がってきました。この日本列島においても、応仁の乱、壬申の乱といった政権争いから始まった「日本」という国体は、その後も戦争や暗殺、クーデターといった殺戮による政権交代が繰り返され、明治時代に入るまでの長らくの間、征夷大将軍という軍人が国を治める独裁政権が続いてきました。その頃に比べると、今は政治の世界における殺しの頻度は減少してきているようにも思います。建国以降途絶えることなく戦争を続けてきたアメリカにおいても、ベトナム戦争時には過去最大規模の反戦運動が行われ、2001911日のテロ事件以降のイラク・アフガン侵攻を支持する国民の数は過半数を下回ったと言われています。現在のアメリカは、歴史上最も国民が戦争を望まない時代に入ったとも言えるように思います。

一方で、第二次大戦が集結してから70年を経た現在、日本政府は自衛隊が戦闘に加わる事が出来るようにするための法整備を進めています。仮に意識の変化が起こっているとして、現実世界がその変化を反映したものになっていくのは、その変化を表に出していった時なのだと思います。夜明けに起き出して朝の暮らしを始めることもできるし寝ていることもできるように、訪れる朝をどのように表現していくのかは私達ひとりひとりの生き方にかかっているのだと思います。自分の中に芽生える新しい気づきや新しい発見を大切に育み、新しい時代を創造していく。夜の時代をしっかり終わらせて、すがすがしい朝の暮らしを皆で謳歌できたらと思う今日この頃です。